wiki:InterTrac

Version 1 (modified by trac, 17 years ago) ( diff )

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InterTrac リンク

バージョン 0.10 以降で、 Trac は Wiki マークアップの中から、他の Trac サーバのリソースを簡単に参照できるようになりました。

定義

InterTrac リンクはスコープ付きの TracLinks とみなすことができます。 他の Trac Environment で管理されている Trac のリソース (Wiki ページ, チェンジセット, チケット, ...) を指定し、 参照するために使用します。

現在使用できる InterTrac プレフィックスのリスト

PrefixTrac Site
tracThe Trac Project

リンクのシンタックス

他の Trac Environment の名前をプレフィックスとして使用し、 コロンに続けて他の Environment にあるリソースを記述します。

<対象の Environment>:<TracLinks>

リソースは通常の TracLinks で使用できるどのようなものでも指定できます。

対象の Environment には、 Environment の本当の名前か、 エイリアスを指定します。 エイリアスは trac.ini に定義します (下記参照)。 プレフィックスでは大文字 / 小文字は区別されません。

簡易な方法として、他にも省略形があります。 チケット、チェンジセット、レポートの識別子に直接プレフィックスとして、 エイリアスを使うことができます。 (例 #T234, [T1508], [trac 1508], ...)

InterTrac を使用するためには、設定をする必要があります。 この設定は、 TracIni ファイルの [intertrac] セクションに行います。

設定の例:

...
[intertrac]
# -- エイリアスの設定例:
t = trac

# -- 外部の Trac へのリンク:
trac.title = Edgewall's Trac for Trac
trac.url = http://projects.edgewall.com/trac
trac.compat = false

.url は必須オプションで、他の Trac の場所を指定するのに使用されます。 同じサーバ上の Trac Environment であれば、相対 URL でも かまいません。

.title に設定した内容は InterTrac リンクをマウスオーバしたときに、 ツールティップとして表示されます。

最後に、 .compat オプションは 互換性 モードを 有効にするか、無効にするかに使用されます。:

  • リンク対象の Trac が milestone:0.10 (正確には r3526) 以前のバージョンで動作している場合、 InterTrac リンクを ディスパッチできないので、ローカルの Trac が適切なリンクを準備する必要があります。 すべてのリンクが動作するわけではないですが、たいていの場合は動きます。 これは、互換性モードと呼ばれていて、 true がデフォルトです。
  • リモートサイトにある Trac が InterTrac リンクをディスパッチできると分かっているならば、 明示的にこの互換性モードを無効にすることで、全ての TracLinksInterTrac リンクとして動作するようになります。

上記の例を設定すると、以下のようなリンクを使用することができます:

通常の形式 <InterTrac のプレフィックス>:モジュール:識別子 は 正しい URL <リンク先の Environment>/モジュール/識別子 と解釈されます。省略形のリンクは モジュールごとに固有となっています (例 #T234 は チケットモジュールによって解釈されます)。残りの形 (<InterTrac のプレフィックス>:任意の文字列) については、 リモートの Trac の TracSearch#クイックジャンプ に沿った動作をします。


Discussion

I think that the trac prefix could even be set as a default in the [intertrac] TracIni section. --CB


See also: TracLinks, InterWiki

Note: See TracWiki for help on using the wiki.